秋刀魚の美容効果
まだまだ暑い日が続きそうですが、季節は秋へと移り変わっていますね。
秋の味覚と言えば皆さん何を思い浮かべますか?
「松茸」「栗」「銀杏」などがありますが、文字通り秋が旬の魚、「秋刀魚(さんま)」は
秋の味覚の代表と言えるのではないでしょうか。
今では一年中食べられるこの秋刀魚ですが、旬の時期は脂が乗っていてとてもおいしいですよね。
しかも栄養豊富で美容効果もあります。 今回は「秋刀魚の美容効果」についてご紹介します。
豊富なビタミンがお肌を整えてくれる
秋の秋刀魚にはビタミンA、E、B2が豊富に含まれています。
ビタミンAは皮膚や粘膜、免疫機能を高めてくれるのでニキビなどにも効果的です
ビタミンEは抗酸化作用があるのでエイジング効果も期待できます。
ビタミンB2も多く含まれており、細胞の再生を助ける働きがあるので
お肌のターンオーバーに働きかけ美肌に導いてくれます。
また、ビタミンB2は脂肪燃焼効果があり、食べることで体の代謝をよくしてくれます。
ダイエット中に食事を我慢することで代謝を落としてしまうより、脂肪燃焼効果の高い秋刀魚を食べた方が効率的です。
お肌に欠かせないコラーゲンを作ってくれる
お肌のハリや弾力を支えているのがコラーゲンです。
苦くて食べられないという人も多い、さんまの「わた」には「レチノール」という成分が豊富に含まれています。
レチノールは、細胞の形成を促す作用があり、細胞の水分を保持する働きがあると言われている栄養素です。
肌の乾燥を防いでくれるので、シワの予防にも効果的。苦いですが、ぜひ食べていただきたい部位です。
また、コラーゲンを生成する細胞に働きかけるので、コラーゲンを増やしたり、
傷んでしまったエラスチンを修復する働きもしてくれます。
コラーゲンは加齢と共に減っていってしまい、それにより肌の弾力がなくなってシワの原因となります。
コラーゲンは直接食べてもアミノ酸に分解されてしまう為、サプリメントなどで摂取しても、
体にそのまま吸収する事ができません。
そのため、コラーゲンを増やすには自分の力でつくり出すしかないのです。
秋刀魚には鉄分も豊富に含まれていて、コラーゲンを体内に吸収するために合成を促進するために重要な成分です。
また鉄不足はシミの原因になるとも言われているので、さんまを食べることでシワとシミの予防にも繋がりますね。
イライラにも効果的?
秋刀魚はカルシウムも豊富です。
人間の体に必要不可欠な栄養素であるミネラルのうち、体内量の多い「多量ミネラル」にカルシウムが挙げられます。
このカルシウムの摂取が不足すると、不足分を補う為に骨の中からカルシウムを溶かす為、
骨粗しょう症などの原因になってしまいます。さらに、このカルシウム不足は脳や神経にも影響を与えます。
ちょっとした事で興奮したり、イライラしたりする事があるかもしれませんが、
その原因に「カルシウム不足の可能性」があります。
秋刀魚と大根を一緒に食べて一石二鳥!
脂の乗った秋刀魚にさっぱりした大根おろしは相性抜群ですよね。
この大根には「アミラーゼ」と「プロテアーゼ」という消化を助ける酵素が含まれています。
酵素は熱に弱いので生食する事で酵素の力を発揮します。
大根おろしと秋刀魚を一緒に食べれば消化吸収が高まり、より栄養を取り入れる事ができますよ。
さらに、ビタミンCは抗酸化作用がありますので、酸化が進みやすい秋刀魚の様な青魚には最適です。
また、鉄分の吸収も助ける働きがありますので、レモンやすだち、かぼすなど
ビタミンCが含まれるものをかけて食べるのもオススメです。
おいしさはもちろんのこと、この食べ合わせは理にかなっているということですね。
新鮮なさんまの見分け方!
・口ばしが黄色い
・光沢がある
・目が澄んでいる
・お腹が太くて重い
さんまの鮮度と脂の乗りの目安となります。
中でも、口ばしの色はさんまの鮮度を見分ける上で特に重要だそうです。
さんまを選ぶ時の参考にしてみて下さいね。